I only know enough
【老子 第三十三章】
「知人者智。自知者明。勝人者有力。自勝者強。知足者富。強行者有志。不失其所者久。死而不亡者壽。(人を知る者は智、自ら知る者は明なり。人に勝つ者は力あり、自ら勝つ者は強し。足るを知る者は富み、 強めて行う者は志有り。 其の所を失わざる者は久し。 死して而も亡びざる者は寿し。)」
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近年、多くの人々が高い生活水準を追求し、常にモノやサービスを追求する中で、金銭的なストレスや将来への不安感を感じるようになってきています。そのような中、ノーマルサイズとビッグサイズという商品について、どちらを選ぶ方がお得かという問題が生じてました
ここでは、「足るを知る」という老子の言葉を基に、ノーマルサイズとビッグサイズについて考えます
「足るを知る」という言葉は、満足することが重要であるという意味を持ちます。つまり、自分にとって必要なものや十分なものを知り、それに満足することで、金銭的なストレスや将来への不安感を軽減することができるということです
ノーマルサイズとビッグサイズという商品について考えてみましょう。例えば、今回のカップ麺の容量について考えてみます。ノーマルサイズは内容量75gで、価格は214円です。一方、ビッグサイズは内容量104gで、価格は245円です。そして、ミニサイズは内容量38gで、価格は128円です
このように、サイズによって内容量や価格が異なります
ノーマルサイズであれば十分な量であるにも関わらず、ビッグサイズを買ってしまうことがあります。そのような場合、コストパフォーマンスを考慮すると、グラムコストは安なりますが、単品の価格としてはビッグサイズの方が高いため、不必要な出費となってしまいます
ノーマルサイズで満足できない場合は、ビッグサイズを買うことが正解であると言えます
しかし、ノーマルサイズで十分に満足することができる場合においてビッグサイズを買う必要はないと言えます
そのような事が積み重なる場合は不必要な出費をし続ければ、金銭的なストレスや将来への不安感を引き起こすことが考えられます
以上から、「足るを知る」という言葉を念頭に置き、自分にとって必要なものや十分なものを知り、それに満足することが大切であると言えます
ノーマルサイズで十分な場合には、ビッグサイズを買う必要はなく、不必要な出費を避けることができます
しかしながら、「足るを知る」ということは、自分自身に対して正直であることが必要です
自分にとって必要なものや十分なものを理解するために、自分自身に問いかけることが大切です
例えば、飲み物に関して言えば、一回で飲む量や頻度、使用する場面などを考慮することが必要です
また、ノーマルサイズで十分だと思っている場合でも、本当にそれで十分なのか、一度改めて自分自身に問いかけることが大切です
さらに、「足るを知る」ことは、モノだけでなく、他の多くの面においても重要です。例えば、自分自身に対する時間の使い方や、人間関係、キャリアなどについても、自分にとって必要なものや十分なものを理解し、満足することが重要です
総じて、「足るを知る」ということは、自分自身に対して正直であり、自分にとって必要なものや十分なものを理解することが重要になってきます
ここで、自己認識についての体験談を共有したいと思います。筆者は40代で、若い頃は大食漢で、外食すると大盛りや特盛りが当たり前でした
しかし、今では適度な満腹感が得られる量を理解し、それが普通になりました
事のきっかけは、数年前に夫婦でラーメン店に行った時です。その店では、+50円で大盛りや特盛りが提供されていました
私は「お得じゃないか?」という考えと、いつもの特盛りを頼む習慣から、特盛りを注文しました
結果として、頼んだ特盛りは完食できず、満腹で満足状態にもかかわらず、もったいないと更に食べられるだけ食べ、お腹を壊します
この経験を通じて、私は自分がおいしく食べられる量を把握し、適量を超えると苦しいだけでなく、満足感も得られないことを認識します
自己認識は、自分に正直に向き合い、現状を正確に把握することが不可欠です
「若い時は食べられた」「まだまだ若い」この2つの無意識化の自己認識を、現状は「今は食べられない」「そこまで若くない」という認識に修正を行いました
というこの経験を通じて、私は現在、大盛りを注文しなくなり、自分がおいしく食べられる量の認識をアップデートできました
以上は筆者の体験談です
足るを知り、ノーマルサイズで十分な場合にはビッグサイズを買う必要はなく、不必要な出費を避け、金銭的なストレスや将来への不安感を軽減しより豊かな人生を送るようにしていきましょう
筆者:stg